2020年4月14日(火)の夜から咳が少し出るようになった。


 単なる風邪とは思ったものの,時期が時期だけに新型コロナウイルスに感染した可能性もゼロではないと思い,念のため妻とは離れて生活するようにして,熱は1日4回測ることにした。

 その後,咳も特に増えず熱も36.7度を超えることはなく1週間ぐらいで良くなったと思ったが,どうもやはり体調が戻らない気がする。


 この時期,医者にかかるのは勇気が必要。

 できれば,わが免疫力に頼って自力で直したいと思い,市販の風邪薬も飲んでみた。


 熱は出ないものの,腹の具合もおかしくなって咳もちょっと増え,連休中の5月5日ぐらいからは息苦しい感じも加わってきた。


 火曜日,木曜日がかかりつけ医の診察日なので,連休明けの5月7日(木)に電話して事情を説明。

 5月12日火曜日10時からの予約を取る。


 この間,少し悪化傾向。

 例えば,食後に1時間ぐらい腹がひくひくして咳が出そうになるのだが出ない,ごくまれに出るという状態が出てきて,それが毎日続く。

 さらに,昼間からでもベッドに入ればそのまま眠れてしまうようになった。

 息苦しさなどは増えていないのだが,とにかくよく寝られるのである。


 食欲もそれほどなくて,酒もビールをコップ1杯飲めば満足というような状況になった。

 普段は,500ml缶2本とか晩酌をしているこの私がである。


 いや,まあ,それでも調子がよいときは結構飲んだけどね。

 酔っ払って体が火照ってくると,熱が37.5度くらいまで上がるというのもわかったが,これを熱が出たとは言わないだろう。


 全体の症状から見ていわゆるコロナとは思えないのだが,無知なシロートの浅はかさかもしれず,誰も免疫を持たないとなればどんな症状が出ても不思議はないのかもしれない。


 万が一コロナにかかったとすれば,いったいどこで感染ったのだろう。

 週に2~3回,近所のスーパーに行くぐらいの生活なのに。

 外での濃厚接触はあり得ず,すれ違いぐらいでうつったりするものとも思えない。


 思い当たるフシはないが,もしかしたら妻からという可能性だってないわけではない。

 無症状の感染者もいると言われているから,決して可能性はゼロではない。

 といっても,コロナ騒動以来,妻もほとんど家に籠もりっきりで,たまに買い物に出るか,老猫を月に何回か病院に連れて行くぐらいのことしかしていない。


 普通に考えて,コロナにかかるより従来の風邪やインフルエンザに係る可能性の方がはるかに高いはずだと思うのだが。


 もちろん,万が一を考え,4月14日以来,妻とはできるだけ離れて暮らすような工夫をしてきた。

 私は,食事と洗面,風呂のとき以外はずうっとマスクをつけて過ごした。


 寝室は以前から別だし,トイレ,洗面所のタオル類は一切共用しない,食事は基本的に銘々皿,大皿の場合はトングを使う,後半は私はリビングのソファーで食事するなど更に妻とは遠ざかるようにしてきた。


 ただ,4月14日の時点でそこまでしていたかというとそれはないので,後の祭りであるといえばそのとおりではある。


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 以下は,5月12日にかかりつけ医にかかってから,重度の肺炎と診断され,時期が時期だけにまず新型コロナウイルスの感染による肺炎を疑われ,ICUに入院して以降の24日間に渡る入院の記録である。


 ほぼリアルタイムで書いたものと,翌日以降に読み直して意味が通じないところ等を追加したものなどが含まれている。


 前回の入院記と同じような体裁でまとめるつもりだったが,途中でLINEの会話を使えば楽ができるのではないかと思いついた。


 しかし,最終的にはブログ上でどう表示するかが問題である。

 一番楽な方法は,LINEの画面をキャプチャーしてそのまま載せることだろう。


 ただ,スマホの画面は縦長の巻物状になっているから,1画面ずつキャプチャーしていては日が暮れる。

 まとめて保存する方法がないかと探してみれば,すぐにLongShotというソフトが見つかった。

 オートで勝手にスクロールしながら画像をファイルに落としていってくれるという便利なソフトである。

 ほかの作業をしながら横目でチェックしていればよい。


 最終的には,最大で1080ドット×126075ドットの紐状の画像が10本ぐらいできた。

 あきれるほど縦長であるが,先人の知恵と努力に感謝。


 しかし,画像ファイルをそのまま使うのは問題ありすぎだとすぐに気がついた。


 個人情報満載である。


 顔写真にはスタンプを乗せるかモザイクかけるか,文書は墨塗りか?

 本名でやらないでほしいよ。


 やはり,テキストデータを使った方がいいのか。


 うーむ,写真やスタンプが表示されないのは当然にしても,古いエディターでは絵文字がすべて??になってしまうな。


 これらはなんとかするとして,どうやってLINEの画面らしく見せるか。


 左寄せ右寄せで交互に会話を並べてもおもしろくなさそう。


 吹き出しっぽく罫線で囲んでみるか,表組みにしてセルの背景を吹き出しにしてみるかなどいろいろやってみたが,どうも感じが出ない。


 ネットでいろいろ調べていくと,cssで作る吹き出しというのが見つかった。

 ブログのcssにそれを追加して,自分の記事をhtmlモードにして実験してみる。

 見事にLINEの画面ぽくなるではないか。


 また,先人の知恵に感謝しなくてはいけない。

 サルワカのHPに感謝である。

https://saruwakakun.com/html-css/reference/speech-bubble


 あとは,膨大なテキストにどうhtmlのタグを組み込んでいくかだ。

 まあこれは,いくつかのソフトを使えばなんとかなりそう。


 LINEの会話にはスタンプや写真がついているが,これらは結局省略した。テキストファイルに落とした段階で,[スタンプ],[写真]と表示される。

 時間があれば,あとで貼り付けてもよいのだがスタンプなど著作権がどうなっているかわからないこともあり,調べるのも面倒なので当面は現状のままで行くことにした。


 絵文字についてもすべてがそのまま表示されるわけではなく,(poo with sunglasses)などのようにalt属性らしきものが吐き出される場合もあるし,類似?の絵文字になることもある。

 おそらく文字コードのセットの関係と思われるが,作業が面倒になりそうなのでそのままにした。

 そのあたりは,適宜想像してほしい。

 って,結構適当で恐縮。


 もともとのLINEでの会話は,4つのグループに分かれている。

 私と妻と,私と妻と息子と,私と私の妹と,私と妻と私の妹とのグループである。

 それぞれ分けて記録されているわけだが,ここにまとめる際に一日単位で時系列で並べ変えた方がわかりやすいのではないかと思い,そのようにした。


 結果,誰が誰に話しかけているのかわかりにくくなった部分もある。

 どっちにしろ内輪の話も多いので,通じにくいことに変わりはないのでこのままいくことに。

 このへんもまあ,察してほしい。

 って,やはり適当で恐縮。


 人名を中心に,固有名詞の多くは【 】で囲んで匿名にした。

 

 画面左側の相手方は (^妻^) (´子`)(*妹*) のようにして色を変えてみた。


 話の内容がわかりにくいと判断した場合は,当日の日記の最後に注釈を加えた。

 結局,「家族とのLINEの会話」プラスそれに続く「私の日記」というかメモを併せて1日分の記録ということになる。


 最後に登場人物関係を簡単に紹介しておく。


・本人【M】:もうすぐ70に手が届こうという前期高齢者である。56歳で会社を早期退職し,専業主夫になる。買い物,炊事,掃除,洗濯,アイロンがけと一通りこなしてきたが,妻が家で仕事をするようになったため,家事等が競合し,最近はもっぱら食料の買い出しと夕食の担当をしている。収入は年金がメイン。退職後に株も始めたが,10年たってもシロートの域を出ていない。
 【Y】医院に20年ほどかかっており,高血圧,高尿酸値,血液サラサラ,喘息の薬を飲み続けている。


(^妻^):会社員として定年まで勤め上げた。その後嘱託のような形で通っていたが,1年ほど前から家を事務所として仕事を続けている。年金はまだ満額支給ではないが,年間所得は【M】より多い。結婚前から夫婦共稼ぎ?だったため,あらゆる経費はすべて割り勘で支払うというのが夫婦の習慣になっている。


(´子`):文中【息子】として表示している。サラリーマン。我が家から30分ほどの距離に住む。月に2回ぐらいは,【M】の作る夕食を食べに来ていたが,コロナ禍で3月半ばから会っていない。


(*妹*) :本人【M】の妹である。近県在住だが,会うのは年に1回いくかいかないか。福祉施設で働いている。


・うに:この4月で21歳になったペットの雄猫である。人間なら100歳越えか。3月に体調を壊し,病院からはそろそろ覚悟してくださいと宣告されたのだが,現代医学と妻の懸命の介護により蘇った。1日23時間ぐらい寝続けて,ヨレヨレではあるが,まだボケてはいない。


※スマホだと,LINEの画面らしく見えないかもしれない。その場合は,「PC版サイト」にチェックを入れるとそれらしくなるかも。

※このブログは,「なぜか体調が悪くなったときなどのメモ」の続きであるが,コロナ騒ぎのこともあり,別タイトルとして立ち上げた。

 「一過性脳虚血発作」「内視鏡下副鼻腔手術(ESS)」などに興味のある方はこちらをご覧ください。