0時過ぎ就寝。
 足が冷たくて暖房をつけた。
 風呂上がりに素足のまま椅子に座ってパソコンをやっていたからだろう。

 年中汗だくだった私が,足の冷えに悩まされるようになったのはここ数年のこと。
 すでに爺さんのカラダなのだな。

 起き上がって足の屈伸。
 暖房もつける。
 何とか寝られそう。

 夜中,人の気配がして目を覚ますと,懐中電灯を持った看護師が傍らにしゃがんでモニターをチェックしていた。
 電波切れになったのでと。
 電池取り替えたばかりですよ。(電池もらって自分でやった)
 あ,大丈夫みたいです。

 コネクターが外れかかっていたらしい。

 6時10分 「採血しまあす」
 3本採取。
 退院への布石かな。

 食事まで日記をつけたり,ツイートを読んだり。

 7時25分 血糖値88で,入院当初の半分。

 7時45分 朝食。珍しくロールパンだった。
 服薬。

 催してトイレへ。
 健全そうなものがいくつか。
 毎朝きちんと出るというのは私の数少ない取り柄のひとつなので,なんか嬉しい。
 塩化マグネシウムはもういいかもしれない。
 今朝の薬には入っていなかったから,このまま行けそう。

 8時半 主治医登場

 主治医との会話のまとめ:
 ・在宅酸素は無し。
 ・肺は7割ぐらいの機能が残っているかなあ。
 ・特発性間質性肺炎の中のNSIP非特異性間質性肺炎の可能性が高い。
  進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)てことみたい。
  特発性肺線維症(IPF)もかなり入っていそうだが,これメインだったら生存率は5年で50%である。
 ・原因はわからない。羽毛などでもなる。猫は考えにくいかなあ。
 ・自己免疫疾患(例えば関節リウマチとか)ではなさそう。
 ・オフェブという高価な薬を使う予定。
  薬はもう一つあるが,副作用がきついので使わない。
 ・指定難病だが,現状では受理されないかも。
 ・データは渡す。

 明日16時から,妻を交えて説明を受ける。

 4日10時退院と決定した。

 今から退院でもいいですよと来たが,こ,こころの準備が,この格好で帰るわけにも…。

 薬も今日からでもいいですよ。
 10日早く薬を飲み始めても10日分長生きできるわけでもなさそうだし…。

 まあ,半分冗談だろうが,急にバタバタするのも嫌なので,妻も交えて説明を聞いて,彼女も心の準備をするのに一晩ぐらいは必要だろうと考えて,あさっての朝退院としたわけである。

 30代後半か40代前半だろうか,
 説明は簡潔,明快で,わからないことはわからないとすぐに返ってくるので好感が持てる。
 私もパソコンを開いて,昨日書いた質問事項を一通り聞き,メモを取り,薬のページを検索して表示しながら説明を受ける。
 薬のところでは,ああこれこれ,こちらの症状に近いと画面を指差してくれるとか,話が早い。
 オフェブはオプジーボぐらい高いのかと聞いてみたら,そこまではないとのこと。

 医療費高騰に拍車をかけて申し訳ない感じだが,国民皆保険制度に感謝である。

 進行を抑える薬はもう一つピレスパというのがある。
 こちらは副作用が強いというのが彼の意見。
 光線過敏症がメインで,下手をするとカーテンを締め切った部屋でサングラスをして暮らすようなことになるらしい。

 私は,薬の「副作用」というのをあまり経験した記憶がないのだが,今でも気になっているのがプラビックスという血液サラサラの薬を飲み初めの頃のことである。
 この辺のことは,こちらのブログに書いた。

 家族にLINE。
 なかなか既読にならないので,妻に電話。
 LINEでかけても出ないので,固定電話に。
 退院のことと,主治医の話を伝える。
 生存率のことも伝えたが,ちょっと言葉に詰まったな。
 弱い男である。

 主治医と話した上記のまとめも家族にLINEするつもりだったが,明日の説明後まで保留することにした。
 5年で50%はいきなりではちょっと刺激が強いのかなあ。
 ただ,こっちの要素は低いとの話なので,結局よくわからない。

 あとは,羽毛の件。
 数年前から羽毛の掛け布団を使ってる。
 女房がジャパネットたかたで買ったものだ。
 時期的に考えれば,私の病巣ははるかに昔からあるみたいなので関係ないだろうが,まあ気になるところではある。
 羽毛布団やめようかなあとも思ったが,あの軽さと暖かさはほかに代えがたい感じ。
 普段からマスクして寝ているし,今更だからまあいいかと思う私なのであった。

 9時50分 リハビリ。いつものI君。
 行きのエレベーターで,膝に縦に平行な2本の大きな縫い目のある男性と遭遇。
 I君を知っているらしく,いろいろ話しかけて来る。
 私も傷を見せてもらって,事故ですかと聞いたら,人工関節に換えたのだそうだ。
 たしかに,事故ならあんなきれいな傷にはならないよな。

 馬鹿な質問でした。

 平行に切って,骨との間を開いて持ち上げて空いた隙間で作業をするって感じかしら。

 自転車漕ぎ15分。
 退院の話などいろいろ。
 奥で怒鳴り散らしている親父さんがいたぞ。

 リハビリルームがいっぱいなので部屋に戻って,ベッドでストレッチ。
 途中のエレベータで,同じフロアの看護師3人と会ったので退院のお礼。

 10時20分 体温,血圧。

 掃除担当の男性が,昨日と違う。
 彼は,コーチとして後ろについていた。
 新人ですと紹介された。

 本を読む。

 11時 リハビリ。
 いつものS君。今日の2人ぐらいしか区別がついていない…。
 外を歩く。
 やはり,89までは落ちるな。
 階段昇降をやってみた。
 1階分だと90ギリギリ。
 2階分に挑戦。
 86とかメロメロだった。
 息が切れて汗が出る。
 情けない。

 部屋に戻って,いろいろ。
 肩こりは相変わらずだ。

 12時 昼食。

 13時過ぎ 妹にも退院の報告。

 13時半 リハビリ。
 午前と同じ距離を歩いても,酸素飽和度の数値が2ぐらいはいい感じだ。
 ときどき90を切ると,あああと声に出る。
 戻りも早い。
 秒単位で戻って97が出たときは,普通人じゃん!と2人で喜んだ。
 階段は1階分だけやったが,降りて登って91。マアマアである。

 15時 CTとレントゲン正面,横
 トータル22日間でCT2回,レントゲン16枚。放射能忌避の人なら卒倒するレベルかも知れないが,病気が病気だけにまあ仕方がない。

 血液検査とレントゲンがすべてで,触診などされたことがない病気なのである。

 15時20分 リハビリのI君が来て「リハビリテーション総合実施計画書」を渡され説明を受ける。
 柔軟性,筋力,呼吸機能の低下以外は問題なし。
 「活動」はすべて完全自立で問題なし。
 それはまあ,そうだろうな。
 現時点で最大にして超難関な問題は「肺」だけにある。
 動いても酸素飽和度の数値が95を切らないなんて世界は私には今後永久に手に入らないのである。

 16時 自主トレ
 自動販売機でピーチ。130円。
 普段ジュース類とかほとんど飲まないのだが,最近はときどきここで買っている。
 普段買わないような種類のものを買う。
 しかし,甘いのはどうもなあ。
 妻が買ってくるお茶や水で十分という感じ。
 炭酸水は特に気に入った。

 16時40分 顔なじみになった看護師のNさん登場。
 ちょっといい?と話に来た。
 なにしろ,彼女のお父さんは私と生年月日が一緒。
 親しみを感じてくれているらしい。

 お父さんか,わしは!

 退院を伝えたら,喜んでくれた。
 主治医の説明のまとめをパソコンで表示しながら,私の病状を解説。
 明日も来ますからと。

 17時 自主トレ
 20分ほど歩く。
 きょうは,猛烈な咳をする人が複数いたな。
 前方に聞こえるとUターンする。

 本を読む。

 17時50分 自主トレ
 夕食が届くまで歩き回る。
 廊下でトレイを受け取って部屋に入ろうとしたら,看護師がドアを開けて待っていてくれた。

 18時10分 夕食。
 服薬。

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