10時,女房が迎えに来た。
ナースステーションで皆さんに挨拶して,退院の手続き。
いや,なかなかの金額。
24日間も個室に入っていれば,まあこんな感じになるのだろう。
24日間も個室に入っていれば,まあこんな感じになるのだろう。
駅まで5分ぐらいだろうから,歩いてみることにする。
しかし,これがまあ,予想よりはるかに大変だった。
リハビリで何回か病院敷地内の遊歩道を歩いたりしているから大丈夫だろうと踏んでいたのだが,ちっとも大丈夫ではなかった。
途中,息が切れてしまい,しばらく立ち止まって休まないと次に進めない。
そもそも,健康であれば普通に歩いていて全く気にならないような地面の凹凸やら微妙な登りや下りやら段差やらがけっこうきつく感じられるのである。
こんなに地面てデコボコしていたっけ?
こんなに地面てデコボコしていたっけ?
電車に乗ってまた歩いて,おそらく健康時の4倍くらいの時間をかけて,ようやく家にたどり着いた。
町中で,やたらゆっくりゆっくり歩く爺さん婆さんを見かけるが,私もその仲間入りである。
途中,公園のベンチに座ってしばらく休んだ。
隣のベンチに,偶然,カニューレを鼻につけて酸素ボンベをころがしてきたおじいさんが座ったので,話しかけようと思ったがやめておいた。
かなりの高齢で,お疲れのように見えたので。
私もいずれあんな感じになるのかもしれないなあ。
あの年まで生きていられればの話だが。
私の顔を見て,ニャーと応えてくれた愛猫のうにちゃんに挨拶し,着替えて,ようやく安堵。
シャワーを浴びて,体重計に乗ったら4月はじめに比べて7kg近く痩せていた。
健康診断のたびに痩せろと言われてきたから,まあちょうどいいといえばちょうどいい。
肺の機能が7割ぐらいしかなさそうということだから,体重も3割減にすればつり合いが取れるのかもしれない。
40kg台になっちゃいそうだが。
肺の機能が7割ぐらいしかなさそうということだから,体重も3割減にすればつり合いが取れるのかもしれない。
40kg台になっちゃいそうだが。
義母や叔母に,お見舞いのお礼の電話をする。
女房が清算というので,入院期間中に私のためにかかったという金額を聞いてそれを払う。
パジャマ2着とか下着類とか,差し入れの飲み物代とか…。
トンデモ夫婦に思えるかもしれないが,「結婚前から共稼ぎですべて割り勘」が夫婦のウリである。
「心労」も要求されたので,少しイロをつけたよ。
いや,大変な思いをさせて申し訳ない。
親戚からいただいたお見舞い金などは,半返しの分を差し引いて私がもらう。
かわりに(というわけでもないが),女房は6月分の生活費を私に振り込む。
差し引けばいいじゃないかと思われるだろうが,きちんと数字として記録しておきたい。
固定資産税の請求も来ていた。
これも持ち分に応じて割り勘なので,私に振り込んでもらう。
しかし,高いなあ。
しかも,年々上がっているじゃないか。
物価が上がらないのになんでだろう。
昼食は私のリクエストでインスタントラーメン。
無性にラーメンが食べたかった。
病院の請求書をチェックしていたら,6月分の領収証がないことに気がついて電話。
領収証はまとめて1枚と思いこんでいた。
なんと「落とし物で届いていました」とのこと。
明細が12ページもずらずら出てきたので,全部をすぐにしまい込んだはずなんですがといったら,それは5月の分で6月分はちょっと遅れて出てくるんですよって。
次回の診察日に受け取ることにする。
固定資産税の自動引き落とし依頼がネットでできるということでその手続き。
去年までは,運動のためと称して歩いて銀行に行って窓口で手続きしてきたのだが,今後は難しくなるかもしれないので。
コロナのこともあるし。
去年までは,運動のためと称して歩いて銀行に行って窓口で手続きしてきたのだが,今後は難しくなるかもしれないので。
コロナのこともあるし。
定額給付金ひとり10万円の申込書も出さなくてはいけないな。
入院費用の足しにはなる。
17時近く,女房のいとこのKちゃんが仕事帰りに寄るという。
私の入院騒ぎのとき,かかりつけ医の電話に保健所を通してくれと応えた【N】総合病院でアルバイトをしている。
ちなみに,私が何回もこの病院にかかっていることと,彼女が働いていることはまったくの偶然である。
時節柄,道路っぱたで会おうということで,私も下に降りてご挨拶。
スマートになりましたねえって。
私の入院顛末話で,しばし盛り上がる。
勤め先では,コロナ患者は受け入れていないらしいというのが彼女の見解。
夕食はカレーでこれも私のリクエスト。
普段は,私が主夫として夕食を作るのだが,今日はまあ特別である。 ついでにビールを400mLくらい。
酒は特に禁じられていないし,おいしく飲める。
もっと飲みたかったし,飲めたのだがやめておいた。
薬をいろいろ飲まなくちゃいけないからなあ。
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