6月12日(水)
退院後初めての外来へ。
主治医からの説明。
ステロイドを徐々に減らし,肺の線維化を遅らせる薬に変えていく。
薬の名称は,ニンテダニブ(一般名:ニンテダニブエタンスルホン酸塩),商品名はオフェブ®という。
もともとは抗がん剤として開発されたもので,「分子標的治療薬」と呼ばれる新しいタイプの薬ということである。(よくわからないが要するに分子を標的にするのだろう…)
薬価は,1カプセルあたり6,676.4円で,1日2カプセルを朝晩に服用する。
ということは,1日あたり13,352.8円,ひと月30日として400,584円,年365日として4,873,772円かかる計算になる。
487まんえん!!!
ノーベル賞を受賞した本庶佑教授と小野薬品が開発した抗がん剤のオプジーボは,発売当初の年間の薬価が3800万円ということで話題になったが,そこまではいかないものの,相当に高い。(その後,国の指示で3割まで薬価が下げられて小野薬品が泣いたという)
もちろん,保険認可された薬だから,月40万をそのまま私が払うわけではない。
高額療養費制度を利用すれば,年間所得によって月単位の限度額が決まってくるので,いろいろ計算してみると,年金生活者の私の自己負担額は年間57万ちょいですむ予定。(たぶん)
って,これでも年金4か月分くらいになってしまう。
いくら私が株で大儲けしているとはいえ(嘘),きつすぎる金額である。
というわけで,何が何でも難病指定してもらわないと困るわけである。
めでたく?難病と認められれば,月の負担額は1万円くらいですむ予定。
目指せ,難病指定!
国の医療費増大にさらに貢献してしまい申し訳ないが,無事指定された暁には日本に生まれてよかった,日本万歳,国民皆保険ありがとうと大きな声で讃えたい。
もっとも,難病指定されるのはそれなりにハードルが高そうだ。
前にも書いたがコロナ騒動で生検としかしていないので,難しいのかもしれない。
病院近くの薬局で,ほかに処方された薬とともに14日分を購入。
支払いは,58,050円。
ちなみに副作用はそれなりにある。
かなり重いものが多いようである。
約半数が下痢や肝障害を起こし,数%は死ぬらしい。
ということで,夕食後に一粒飲んだ…。
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