カテゴリ: 41~50回目

 昨夜は,11時過ぎにベッドに潜り込んだが,一向に眠れず。
 テレビを付けたら「生さだ」
 まだこんな時間だ。

 ドアをちょっと開けてみたら,ナースステーションには誰もいない。
 廊下の向こうで,立ったままパソコンを操作している看護師が見えた。

 看護師は,台車に様々な医療器具と大きなノートパソコンを乗せて各部屋を回っている。
 消毒液の入った容器をたすきにしてかけている看護師が多い。
 電極を補強する絆創膏を頼むと,ちゃんと制服にぶら下げていたりする。
 ハサミも身に着けている。
 胸にはたくさんのボールペン。
 そういえば,他の病院でもボールペンをたくさん胸に指した医療従事者が目立って,なんでだろうと思ったことがあった。

 明かりをつけて,日記を書く。
 この日記である。

 いろいろして,気がついたら3時。
 やはりなかなか眠れなかったが,結局最後には寝たのだろう。

 5時15分トイレに立って再び寝る。

 6時頃目が覚めて,これ以上は無理とカーテンを開ける。

 また,パソコン。

 ふと思いついて,入院以来のツイート数を調べてみた。
 twilogを開くとかんたんにツイート数がわかる。
 入院当日に1個,以後順に2,3,2,0,0,3,4,8,3,7,5,32,10,2,10,21,2,5(30日まで)

 だいたい,重症で入院した初日にツイートするかい?
 どんな内容かというと,テレビ朝日の報道ステーションへのツッコミである。
 この番組,結構見ているのだが,コロナの入院患者数とか死者数の一覧を県別の数字とともに出すコーナーがあって,主な数字を読み上げるときに,なぜか3番目に書いてある「退院者数」を絶対と言っていいほどスルーするんだよね。(1度だけ女性アナが読んだのは知っている)
 これが,なぜなんだろうと不思議でならなくて,すでに過去にも何回かツッコミを入れていたわけであるが,いざ自分がコロナの可能性ありでICUに寝かされている状態でスルー場面を見せつけられ,怒髪天を衝く,怒り心頭に発したということであろう。

 キミたちは退院数が増えていくことを声に出して言うべき喜ばしい数字と思わないのか!
 患者数,死者数しか言いたくないのか!
 キミたちの心は何でできておるのだ!
 とまあ,こんな感じである。

 酸素飽和度がさらに下がりそうではないか。

 まあ,視聴率のためには平気で嘘をつくワイドショーとか普通だからなあ。
 デタラメを言う自称「専門家」とか。
 このレベルで怒っていては身がもたないかもしれない。

 ちなみに,その後に続くテレ東のWBSは毎回毎回退院者数をしっかり読み上げてくれる良い番組である。
 ときどき突っ込むけど…。

 twilogで見返すまで初日の晩にツイートしたことはすっかり忘れていた。

 ちなみに,twitterを見始めたのはおそらく2009年の後半ぐらいから。
 当時はIDを取らなくても普通に読めたので(いまもそうかも知れないが),何人かをブックマークして追いかけていた。

 もともと「トンデモ系」が大好きなので,そのへんに科学の見地からツッコミを入れる人たちがメインである。
 twitter以前のブログの時代からずっと読み続けていた人も多い。

 非論理的VS論理的,感情VS理性の「戦い」と言ったら向こうは怒るかもしれないが,とにかく面白くて毎晩夜中まで読みふけったよ。
 まあ,向こうはどんなに懇切丁寧に説明されても絶対に自説を曲げないので,議論は不毛で徒労に終わるのが普通。

 対応する一部の専門家の辛抱強さ,粘り強さ,冷静さ等々には感心するが,相手は決して疲れないのである。
 だから,たいていの専門家は相手にしないのだが中には奇特な人もいるわけである。
 もちろん彼らは先方を説得しようとしているわけではなく(中にはそういう人もいるかもしれないが),むしろ私のような傍から見ている素人に理解できるように,持てる知識や考え方を発信してくれているわけである。

 だから,門前の小僧でいつの間にかこちらも(少しずつだが)勉強していることになる。

 東日本大震災のときもそんな感じだったし,今回のコロナ騒ぎでもそんなところがあるよなあ。
 9年たっても同じメンバーが暴れ回っていたりするのは,なかなか感慨深い…。

 6時半,体温,血圧,血糖値。

 パソコンで仕事をしているんですかと聞かれたので,遊んでいると答える。
 手記も書いていると言ったら「シュキ?」
 日記みたいなもの,闘病記,キミたちのことも書いているよ。

 ちょっと笑ってた…。

 7時45分 朝食。

 8時40分 リハビリ。
 いつもの理学療法士。
 喘息の薬を服用するところを見たいという。
 呼吸器検査で失敗などといろいろ話しているからな。

 洗面台の前で挑戦。
 ゲホッとなって入らない。
 2度めは軽めに吸い込んで一応成功。

 また,外を歩く。
 なんとなく浮遊感があるな。
 酸素飽和度は下がり気味。
 階段上り下りはかなり消耗。
 リハビリルームで器具を使って色々。

 酸化マグネシウムの成果を味わう。
 ちょっとコロコロ気味だが,滑りはいい感じだ。

 便器の正面,下の方に20cmぐらいの縦に流れる茶色い怪しげな筋を発見。
 便座の手前部分がかなり前方に突き出した構造になっているので見逃していた。

 間違いなく,私のものではないはず。

 私は固まりメインなので,前方に流れ出るとは考えづらい。
 便座を乗り越えるか,便座と便器の間を通過しないとこの位置には流れないはず。
 最初から縁に流れればこうなりそうだと思う。

 ということは,流れの上部はご本人の衣類についた可能性もある。
 漏らしながら,大慌てでパジャマ下げているかもしれないし。
 上部は普通に見れば気がつくはずの位置なので,私にくっついた可能性はまずないだろう。

 トイレットペーパーに水をつけてしゃがみこんで拭き掃除。
 こびりついているので,それなりに時間がたっている感じ。
 我が家の便器は床から80度ぐらいの角度で立っていて死角はないが,これは腰を落としてのぞき込むようにしないと見えないので掃除の女性も気づかなかったと思われる。

 11時 またリハビリ。
 ペダルこぎ20分。酸素飽和度は92くらいまでしか下がらない。
 歩くほうが,酸素飽和度ははるかに下る。

 部屋に戻って将棋を見る。
 1989年の谷川対羽生。
 すごすぎて,なにがなんだかわからなかった。

 11時50分 自主トレ。
 食事が専用エレベーターで運ばれてくる様子を見る。
 皆さんはどこで食べるのと看護師に聞いたら,上の食堂か建物のどこかと。
 外に出てはいけないらしい。

 12時 昼食。

 13時 またまたリハビリ。
 外を歩く。
 さっきより多少はいい。
 部屋に戻ってベッドでストレッチ。

 15時 自主トレ。
 午後は元気になるのだ。
 と言っても,昼を食べて2時間ぐらいたってからというイメージである。

 自分でわかる。

 「5時から男」ならぬ「3時から男」と名乗っても通じないだろうな。

 廊下を歩き回って,あちこちで油を売る。

 LINEには小悪魔云々と書いたが,これはまあ半分冗談。
 ゆっくりと不思議な感じでしゃべる子だったので,なんとなくつけてみた。
 ちょっと違うかもしれないが,私に表現力がない。
 ポケモンGOの私を見て「女の子なんですね」
 性別偽装している。
 冬の格好では暑そうと言われ,そういわれればそうだねとその場で着替え。
 ユニクロのこの色が似合いますと断言されたので,以後そのファッションである。

 ちなみに,私のレベルは39。
 2016年の秋に始めた。

 上昇志向はまったくないので,ただ遊んでいるだけである。
 ゲームの常でどんどんルールがややこしくなってきたが,それに対応してうまくなろうなどという気はほとんどない。
 「リトレーン」とか「開放」とか,まるでなんのことやらわかっていない。
 知りたいとも思わない。
 草タイプはなになにに弱いとか出てくるが,草っぽいから草タイプだろうとは思うものの,覚える気がないし,覚えてもすぐに忘れるだろうし。

 ひたすら,取って,回して,たまに戦ってを繰り返しているだけである。
 ボールをぐるぐる回してカーブボールを投げる技はつい最近知ったばかりで,公園でどこかのお兄さんがやっていたのを見たからである。

 同じことの繰り返しなのだが,意外と飽きが来ないから不思議だな。

 理学療法士のIくんともよく話すが,彼はとっくの昔に卒業したらしい。
 お供を連れて歩いている画面を珍しがっていた。

 病院からはジムもポケストップもかなり遠くて,GPSの誤差?に頼り切った状態。
 自主トレ中に増やすことが多い。
 現在のボール数は合計25,木の実は14個で耐乏生活である。

 ついでだから書くと,ゲームに嵌った時代はパソコン黎明期の頃である。
 仕事先のU君が,自分はもう使わないからと言ってNEC PC8001を職場に寄贈してくれたのが最初である。
 基盤むき出しのグリーンモニターとセットで,これは危険なので段ボール箱で覆っていた。
 寄贈というよりは,処分という方が正しいかもしれないけれど,これが私にとっては運の尽きだった。

 大学は一応文化系だが,オキタックなどという沖電気製のコンピュータにほんのちょっと,ほんのさわりだけ関わったこともある。

 MZ-80についてもその存在は知っていたから,ある意味恰好のおもちゃを与えられたわけである。

 昼休みも,17時過ぎからもずうっとPCの前に座っていたな。

 マイコンだったかIOだったか,雑誌も買い込んで,マシン語入れたりしていた。
 いきなり暴走して,どこも違っていないのになんでだろうと悩んでいたら,大学の後輩で理学部出身のKちゃんが,それMZ用ですよと教えてくれたレベルから始めたわけである。

 自動販売機でトマトジュース1本。130円。

 本を読む。

 血糖値を測りに来たついでに,パジャマとタオルの片づけと,新しいものをお願い。
 すぐに持ってきてくれる。
 反応が遅いと書いた記憶もあるが,こちらも成長する。
 要するに,私の方で看護師の活動パターンが分かってきたということだな。
 極端な話,採血が回ってくるのは朝一番が多いが,その時間にいろいろ頼んでも対応が遅くなるのはやむを得ないことなのである。
 概ね,午前中は忙しい,午後後半から少し余裕が出るという印象。

 17時半 自主トレ。
 きのういた若い男子は退院か。
 顔ぶれがそれなりに変わっているようである。
 看護師が声をかけても反応がないなど,ベッドから出られないような重症患者が多い。
 病室の入り口脇に同じ色のシールが貼ってあるので読んでみたら,「おむつ」などとあった。

 ロールエプロンが置いてある入り口も多い。
 これは,ピンクのビニール製のエプロンで,看護師はロールからぐるぐる引き出して切り離し,身にまとって部屋に入る。

 そんな中で,部屋を抜け出してはウロウロ歩き回っている私は浮いた存在かもしれない。

 歩数を測るスマホは尻ポケット,端末は胸ポケットにいれて,ちょっと下がったかなと思うと立ち止まって酸素飽和度のチェック。
 90ぐらいかなと予測してスイッチオンするとだいたいそんな感じ。

 自己判断が意外と正確。

 デイルームでちょっと走ってみたりすると86とか。

 18時 夕食。

 パジャマに着替える。
 3時間ぐらいしか寝ていないので,睡魔に襲われる。

 21時頃,血圧,体温,血糖値。

 21時半,就寝。

 LINEの会話にダイヤモンド・プリンセスが出てくるが,例のコロナ騒ぎで話題になったクルーズ船である。
 一度ぐらい豪華クルーズ船の旅をしてみたいものだと夫婦で話していて,前年の9月末に一番短いコースに乗ったのである。
 乗船早々緊急時の避難方法の説明などを受けるわけだが,その中で食事の前には手を洗うこと,トイレはなるべく自室のものを使ってほしいという説明があった。
 「閉鎖空間で感染症が怖いからな」と妻と話していたのだが,現実にあんなことが起きるとは思ってもいなかった。

 ちなみに,14階のビュッフェでは毎回並んで手を洗ったが,夕食時のレストランでは洗ったことはない。手洗い場がどこかにあったのだろうか。
 レストランでは,サーブしてくれる担当も席も決まっているのでいつも同じメンバーで食事をすることになり,濃厚接触とは言えるだろう。

 釜山,長崎経由の予定だったが,台風の影響で長崎行きは中止。
 釜山から関門海峡を通って清水港に停泊となった。

 私としては,半世紀以上前にほんの数年間だが過ごした下関の変貌ぶりを図らずも海の側から見ることになった。

朝食昼食夕食

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 2020/06/01(月) 
            06:04

地震?

            06:05

ベッドがゆれたような。

            06:06

群馬で震度4だ。南部は3。

            06:12

コロナに地震,大雨,台風,山火事,噴火,バッタ,…。

            06:12

自然が人に優しいなんて嘘だな。

            06:12

自然は忖度しない。

(^妻^)
07:21

おはようございます☀️😃❗️
地震ちょっと揺れたけど、昨夜またうにちゃんが吐いて、バタバタしたので、起きませんでした😓

(^妻^)
08:21

今日は、例の限度額認定証が届く筈なので、その配達を待ってから病院に行きますね。
先日の洗濯物と新聞以外に必要な物はありますか?

            08:45

目指せ! 尿もれ解消

            08:45

あさイチの定番

            08:47

大きな爪切りばさみ,同じ位置にある先の尖った小さなハサミ。

(^妻^)
09:38

[スタンプ]

            09:38

ばあさんや,すまないねえ。

            11:03

22歳になったばかりという女子と接近遭遇。
リハビリね。
うにちゃんと同い年と教えてあげた。

(^妻^)
11:04

あら、うにちゃんは21歳よ!

            11:04

目の前に立たれて肩をマッサージされるとうつむいてしまうこのワタクシ。

            11:05

知ってるよ。

            11:06

階段を1階分上り下りしたら酸素飽和度84になった。

            11:09

登りは鬼門。

            11:10

リハビリ中は超饒舌になる無口なワタクシ。

(^妻^)
11:59

全国で一斉に花火打ち上げ、1日夜8時から 新型コロナ終息願い SNSで世界へ - ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/spv/2006/01/news069.html

(^妻^)
12:19

お昼の時点で、郵便まだ来ません…😢

            12:54

あしたでもいいよ。

(^妻^)
13:01

そうね、いらいら待っていてもね。明日にしようかな…!😃

            13:19

明日お待ちします。

            13:20

花火見たいね。

            13:20

カメラが…。

(^妻^)
13:40

[スタンプ]

(^妻^)
18:31

【S】区役所!
届かないんだけど、認定書。どうゆうこと?😡

            18:45

お役所内でまとめるのに半日,今日郵便局へ。
明日届くのでは?

(^妻^)
18:49

そうか…。
ところで、退院の見通しは?

            18:50

さあ?

(^妻^)
18:51

[スタンプ]

            18:55

血液検査の数値は良くなっている。
レントゲンもまあまあ。
呼吸器機能検査はできなかった。
酸素飽和度は平常時96前後まで上がってきた。
運動で84まで下がることがある。
本人はスタスタ歩いているが,低酸素に慣れて自覚していない状況。

            18:56

明日ぐらいに主治医が来るのではと期待。

            18:59

梨田監督は5週間入院。

(^妻^)
19:02

年齢的にも近いけど、彼はコロナだもんね。
肺のダメージは、同じ位なのかな…。

            19:04

いや,コロナの方はもっとひどいと主治医がいっていたから,彼よりは短いと思いたい。

            19:06

あさ,検温のとき看護師と話した。
「いつ頃退院できるかなあ。」
「7月にはならないと思います。」

            19:06

おもろいから許す。

(^妻^)
19:07

[スタンプ]

            19:10

治療法はコロナと同じなので,というかこちらが本家なので,要するに免疫があるかないかの違いかも。
我が免疫力に感謝!!!

            19:19

退院後は
「with 間質性肺炎」
になるので,生活が変わります。
間質性肺炎は治りません。

            19:35

本日の自主トレ:6,695歩。
この辺が限界かな。
ほかのことをする時間が取れなくなる。

            19:36

途中でポケモンGOをするのも敗因の一つ。

(^妻^)
19:40

難病指定ですね😓

('子`)
20:00

行きも帰りもコロナ前の混雑具合に戻った

(^妻^)
20:17

ひえ~😵

            20:22

マスク,手洗い,3密を避ける。
以外にないところが辛いところ。
スペイン風邪の時代から変わらない。

            20:23

シャンプーがなくなりそう。

(^妻^)
20:24

了解しました。
お持ちしますよ😃

            20:25

隅々までよく洗う。

            20:57

すっかり忘れていたが,花火はどうなったんだ?

(^妻^)
21:00

見えない、聞こえない…。
東京で6ヶ所上がったらしいけど、小雨混じりの悪天候で、残念…😢

            21:05

シャワー浴びていた。

            21:07

NHKでも,「電車混んでる」ってやってる。

            21:53

梨田監督やってる。NHK

            21:53

わしと同じ肺の白さ。

            21:54

でも,呼吸の話からするとわしよりはるか重症。
人工呼吸器も使っている。

            21:54

意識のない状態が2週間続いたそうだ。

            21:54

その後が大変だった。

            21:55

ペットボトルの栓も抜けない,薬の袋も開けられない,

            21:55

一般病棟でも「隔離」なんだ。

            21:56

違いすぎて参考にならなかった。

            21:56

凄すぎ。

            21:57

わしがかかったら間違いなく死んでいたな。

            21:57

間質性肺炎にコロナ。

(^妻^)
22:44

難病なので今後が大切ね!

            23:04

とりあえず,在宅酸素にならないことが目標。

(^妻^)
23:05

なるほど!

            23:19

タンク引いたり背負ったりして歩くのはしんどい。

            23:20

目指せ引きこもり!

            23:25

Googleカレンダーの退院予定日を6月2日から9日に変更。
最初は5月28日だった。

            23:26

ドンドン伸びる法華の太鼓。
違うな。

            23:56

品川区では区民1人あたりに3万円が支給されるらしい。

            23:57

予定は未定ね。

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 3時過ぎに一度目が覚めて,トイレ。
 次は5時過ぎ。

 めずらしく夢を見たな。
 会社員時代にお世話になった上司が高速道路を歩いていたので,乗ってきませんかと声をかけた。
 大学で同じクラスだったM君と並んで石でできた水槽の前に座っている。
 私の歯ブラシの毛がバラバラになって水槽に浮かんでいる。
 そこからピンクの樹状突起のようなものが伸びてきた。
 M君が指先に取って自分の口に近づけた。

 年賀状のやり取りはあるが,上司とは11年,M君とは40年以上会っていない。

 ベッドで妄想していたら,何かゆらゆらする感じ。
 地震か?
 テレビをつける。
 震度2だった。
 そのまま暗い中で,パソコンを開いて日記を書く。

 6時半 血糖値82。

 6月ですねと言われる。
 いや,ホントだ。
 まいったね。
 入院して3週間,いつになったら退院できるんだろうねと言ったら,7月にはならないと思いますと。

 6時40分。別の看護師が体温計1本をぶら下げて入ってくる。
 血圧は?と聞いたら,もういいかと思って,一日に何回も測るから。

 そういう問題なのか。
 重症患者からタダの爺さん扱いになりつつあるのか。
 ということは,そろそろ退院できるのかなあと水を向けたら笑っただけだった。

 念の為血圧も測ってもらう。
 120-73で問題なし。

 7時45分 朝食。

 誰もこないので,テレビを見る。
 「あさイチ」は,朝から過激な内容。
 あけすけでよろしい。
 子宮頸がんワクチンについてもこの調子でやってほしいもの。

 9時55分 テレビ体操。
 初めて最後までまともにやれた感じだな。
 片膝に全体重をかける運動もまあまあ。
 酸素飽和度は89に下がったが。

 椅子に腰を下ろして休憩。
 ニュースを見る。
 10時3分に94に戻る。脈拍85とか。
 10時10分現在96で脈拍78。

 寝ているときは飽和度98で普通じゃんという感じだった。

 検温と血圧。

 顔なじみになった掃除担当の男性が来る。
 あれ,ゴミ捨てませんでしたっけ?

 おいおい,また忘れてるぞ。
 大丈夫だろうか。
 3回続くとヤバそう。
 言えないけど…。

 10時半 リハビリ。
 初めての担当。
 階段昇降をやったが,1階分を往復するだけで84とか。
 かなりくるね。
 3分ぐらいで92まで上がってくる。

 11時半 自主トレで廊下を行ったり来たり。

 2人減った部屋があった。
 1人はずうっと寝ている様子の女性で,看護師が数人がかりで看護しているような方だった。

 デイルームで休憩中,通りがかった男子看護師と話す。
 コンビニあたりへは出て良いようだが,この格好ではねえと。
 医療従事者への風評被害,偏見は気になるらしい。

 「自分から看護師とは言わないです。」

 いなくなった2人の件も聞いてみたが,転院したとのこと。
 ここは急性期の病院だから,慢性期に入った患者はそれ専門の所に移るらしい。
 入れ替わりが多い気がしていたのだが,ちょっとホッとした。

 12時10分 昼食。

 薬2種。
 薬は,私の名前のついた専用の容器に入れて持ってきて,開けた袋はそれに入れて持ち帰るのがルールらしいのだが,看護師によっては容器はその場で持って帰る。
 薬は私が勝手に飲んで,袋はゴミ箱へ。
 1往復作業が減るわけで,ある意味合理的だが,規定違反の気がしないでもない。

 ま,元気そうな?私相手だからということかもしれないな。

 テレビを見て,本を読む

 14時 リハビリ。
 ペダルこぎ20分。
 最初の頃は,5から6,今はほぼ8以上をキープである。
 ディスプレイに表示されるのは回転数絡みの数字だと思うのだが単位が小さくて読めない。

 酸素飽和度の方は,昨日までは92キープだったのだが,今日はいつ見ても94を保っていた。

 理学療法士もそれぞれ個性があって面白い。
 朝の子は新人らしく,真面目で一通りのことをしてくれる。
 今回の子は大雑把な感じで,毎回自転車漕ぎが中心。
 20分漕いで,じゃ遠回りして帰りましょう,前回やったベッドでのストレッチを頑張ってくださいと帰っていった。

 別に文句を言っているわけではなくて,いろいろでいいねということ。

 すぐにベッドに横たわっていわれたことをやってみたぞ。

 私にとっては,彼女の家の場所を間違えたのは痛恨のミスだったな。
 それは私ではなくて,あちらの子ですって。
 憶えたつもりだったが…。

 15時過ぎ,自主トレ。

 途中で看護師から「お通じは?」って聞かれる。

 「お通じ男」として有名なのか…。

 と思ったら,酸化マグネシウムの処方が今日までなので,以後どうしますかという話だった。
 今日はまだだけど,昨日は2回。
 明日の様子を見て決めたいと答える。

 しばらく歩いて4,000歩を超えたあたりで中断。
 今日の目標は7,000歩。

 部屋に戻って,本を読む。
 つい夢中になって気がついたら17時。
点滴はずれて4日目…
 自主トレ再開
 うーむ,7,000歩は難しいかもしれない。
 かなりの時間歩かないとダメかも。
 夕食後にも歩くか?

 それもなんだかなあ。

 自販機でキャラメルナッツというのを買ってみた。
 140円。

 便意を催したので,部屋に戻る。
 大成功。

 医者に確認したいことを Google keep に保存する。
 バージョン1はこんな感じ。
 ーーーーーーーーーー
 確認事項:
 ・間質性肺炎で確定という理解でよいか。生検はしていないが,血液検査の数値などから判断したということか?
 ・間質性肺炎にもいろいろあるようだが,正確な病名は?
 ・どの程度肺機能が落ちているのか? %で出せる?
 ・間質性肺炎はなおらないという理解でよいか。
 ・進行を抑える薬があると聞いているが,それは私に投与されるのか
 ・指定難病と聞いたが該当するか?
 ・進行のスピードについて:余命は5~6年とネットにあったが,どう解釈したら良いか。私の記憶では2007年にちょっとした坂を登っただけで周りが心配するほど息が切れたことが2回あって,そこで病院に行けば確定診断がされた可能性もあり,そうなると訳がわからない。
 ・今後,風邪など呼吸器系の症状が出た場合,軽いと自己判断すればかかりつけ医に行きそこで判断してもらうということでよろしいか。
 ・自分のカルテなどデータがほしい。
 ーーーーーーーーーー
 量が多く見えるが,じつは大したことはない。
 ネットの情報から,私なりの結論はすでに出している。
 これもバージョン1だけど。

 余命はまあねえ。
 ネットで見ると,アメリカの例で2~3年,日本では5~6年とあるのだが,いつから数えるのかが曖昧な気がする。
 2007年が起点だったら「私はすでに死んでいる。」
 私は「間質性肺炎での増悪」と診断されたわけで,今回の増悪が起点ですということならわかりやすいが,上記の情報でも個人差が大きいとあるから,わかりませんが結論だろう。

 他の病気や事故や事件や天変地異でそれこそ明日死んでしまう可能性だってゼロではないからなあ。

 残された寿命が短いのは事実にしても,とりあえずはコロナでなかったことをラッキーと思うことにしよう。

 かかった人には申し訳ないけれど。

 血糖値91。
 ついでに「お通じありました」と伝える。

 しかし,今日はどの看護師もパソコンを押してこなくなっちゃったなあ。
 血圧計,体温計,血糖値測定器をぶら下げてくるだけ。
 パソコンは廊下において来る。

 1人1台なので,タブレットを共有している病院よりは院内感染に強そう。
 って,この部分だけを見ても意味がないが。

 17時45分 歩数が5,270までしかいっていないので,食事まで歩くことにする。
 食事が部屋の前に到着したところで受け取って,6,695歩。
 配膳してくれた若い男性に無理しないでくださいねって言われてしまった。

 無理しているように見えるのか?
 年寄りの冷や水と思っているのか?

 いや,優しい子というのはすでに知っている。

 18時夕食。
 服薬。

 17時半 シャワーを浴びる。
 ここのシャワー,感染防止だろうか,カーテンが外されている。
 だから,油断すると便器の周りまで水浸しになる。
 1回目は往生したが,2回目以降だんだん濡らさなくなってきた。

 家では,ほとんど毎日1時間ぐらいは風呂に入るのだが,このシャワーではね。
 外に風呂もあるが,桶と洗い場と椅子があるだけなので,1回使って湯船はありがたいけれどあえて予約するほどのものではないと結論。
 家では,防水のテレビを持ち込んで,肩まで浸かりながらゆっくりビデオを見るのが楽しみなのだが,ここではそうもいかないので,早々に出る。

 風呂上がり直後の酸素飽和度は91。
 予想通りである。

 パジャマに着替えて,電極を貼り付けて,パルスオキシメータ(酸素飽和度計)を装着して一件落着。

 21時過ぎ ニュースウオッチ9をつけながらパソコンをやっていたら,元プロ野球監督の梨田昌孝氏のインタビューをやっていた。
 私が夕方LINEに書いた方で,まったくの偶然。

 いや,しかし,私の病状とはレベルが違う。
 違いすぎる。
 人工呼吸器に2週間の意識不明とか10,000倍くらい大変そう。

 コロナだったら死んでいたかもという主治医の言葉をあらためて噛みしめる。

朝食昼食夕食

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 2020/06/02(火) 
            07:32

上に着るものは2日で返してもよいですか。
夜は病院のパジャマで,家よりも普通っぽい。

(^妻^)
07:54

2日間、でってこと?
それとも今日が6月2日なので、今日返すってこと?

            08:28

すんません。
2日間着たら戻すということ。

(^妻^)
08:43

あい、了解しました😃

            09:14

明日16時から医者の説明なので来てください。

            09:15

4日(木)10時退院決定です!

            09:24

3日連続になるので,こちらに来るのは明日の説明のときでもいいよ。

            09:39

通話に応答がありませんでした。

('子`)
10:21

おー、おめでとう! 確定なの?

            10:27

[スタンプ]

            10:28

ありがとう(!)(!)(!)

            10:39

確定です。
24日間の入院かな。
長いねえ。

            13:11

ご無沙汰です。
いろいろご心配をおかけして申し訳ありません。
4日(木)10時に退院が決まりました。
肺炎部分が良くなったということで,肺の機能が戻ったというわけではないですが。
幸いにも「在宅酸素」は免れました。
今後は薬で進行を抑えていくことになります。
まあ,いろいろありますが,とりあえずご報告まで。

            14:09

茶髪の彼女と自室のベッドで濃厚接触。

(*妹*)
14:33

それは良かったです!大変でしたね。
服薬をしていれば普通の生活をして大丈夫なんですか?
今日の東京都のコロナ感染者、30人を越えてるとか…
心配はたくさんありますが、気を付けて元気に過ごしてください☺️

(^妻^)
14:47

はいはい!

(^妻^)
14:47

[スタンプ]

            15:41

「リハビリテーション総合実施計画書」を渡され説明を受ける。
柔軟性,筋力,呼吸機能の低下以外は問題なし。
「活動」はすべて完全自立で問題なし。
問題はただ一つ「肺」ですよ。
はい,ハイ,肺!
時間とともに悪化する。

            15:49

ありがとう!
階段を2階分登ったくらいで,ハアハアなるからねえ。
少しづつ動けるようにはなってきましたが,どこまで戻れるかはわかりません。
現状,100m歩いて1分休めばなんとかなる。
薬が効けば,病期の進行がある程度抑えられということのようです。
風邪もコロナも私にとっては天敵です。

(^妻^)
15:52

はい、確かに!
限度額認定証、ようやく届きました。
明日提出します。

            15:52

よろしく。

            15:53

入院中の最後のレントゲン撮りました。
トータル22日間でCT2回,レントゲン16枚!

(^妻^)
16:57

東京アラートだってよ!😵

            16:58

いい加減勘弁してほしいよ。
夜の街コワイ。
行かないけど。

            19:10

本日の自主トレ:7,530歩。
血圧97-59(135-85)
空腹時血糖値82(178)
体温36.2℃
カッコ内は入院時。

            19:12

入院して,肺以外は健康に。

            19:14

まあ,肺炎の増悪が消えたらしいのがありがたい。

(^妻^)
19:15

よく歩きましたね!
家から病院まで、片道7000歩強です。

            19:19

すべてに感謝!

---------------------------------------

 0時過ぎ就寝。
 足が冷たくて暖房をつけた。
 風呂上がりに素足のまま椅子に座ってパソコンをやっていたからだろう。

 年中汗だくだった私が,足の冷えに悩まされるようになったのはここ数年のこと。
 すでに爺さんのカラダなのだな。

 起き上がって足の屈伸。
 暖房もつける。
 何とか寝られそう。

 夜中,人の気配がして目を覚ますと,懐中電灯を持った看護師が傍らにしゃがんでモニターをチェックしていた。
 電波切れになったのでと。
 電池取り替えたばかりですよ。(電池もらって自分でやった)
 あ,大丈夫みたいです。

 コネクターが外れかかっていたらしい。

 6時10分 「採血しまあす」
 3本採取。
 退院への布石かな。

 食事まで日記をつけたり,ツイートを読んだり。

 7時25分 血糖値88で,入院当初の半分。

 7時45分 朝食。珍しくロールパンだった。
 服薬。

 催してトイレへ。
 健全そうなものがいくつか。
 毎朝きちんと出るというのは私の数少ない取り柄のひとつなので,なんか嬉しい。
 塩化マグネシウムはもういいかもしれない。
 今朝の薬には入っていなかったから,このまま行けそう。

 8時半 主治医登場

 主治医との会話のまとめ:
 ・在宅酸素は無し。
 ・肺は7割ぐらいの機能が残っているかなあ。
 ・特発性間質性肺炎の中のNSIP非特異性間質性肺炎の可能性が高い。
  進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)てことみたい。
  特発性肺線維症(IPF)もかなり入っていそうだが,これメインだったら生存率は5年で50%である。
 ・原因はわからない。羽毛などでもなる。猫は考えにくいかなあ。
 ・自己免疫疾患(例えば関節リウマチとか)ではなさそう。
 ・オフェブという高価な薬を使う予定。
  薬はもう一つあるが,副作用がきついので使わない。
 ・指定難病だが,現状では受理されないかも。
 ・データは渡す。

 明日16時から,妻を交えて説明を受ける。

 4日10時退院と決定した。

 今から退院でもいいですよと来たが,こ,こころの準備が,この格好で帰るわけにも…。

 薬も今日からでもいいですよ。
 10日早く薬を飲み始めても10日分長生きできるわけでもなさそうだし…。

 まあ,半分冗談だろうが,急にバタバタするのも嫌なので,妻も交えて説明を聞いて,彼女も心の準備をするのに一晩ぐらいは必要だろうと考えて,あさっての朝退院としたわけである。

 30代後半か40代前半だろうか,
 説明は簡潔,明快で,わからないことはわからないとすぐに返ってくるので好感が持てる。
 私もパソコンを開いて,昨日書いた質問事項を一通り聞き,メモを取り,薬のページを検索して表示しながら説明を受ける。
 薬のところでは,ああこれこれ,こちらの症状に近いと画面を指差してくれるとか,話が早い。
 オフェブはオプジーボぐらい高いのかと聞いてみたら,そこまではないとのこと。

 医療費高騰に拍車をかけて申し訳ない感じだが,国民皆保険制度に感謝である。

 進行を抑える薬はもう一つピレスパというのがある。
 こちらは副作用が強いというのが彼の意見。
 光線過敏症がメインで,下手をするとカーテンを締め切った部屋でサングラスをして暮らすようなことになるらしい。

 私は,薬の「副作用」というのをあまり経験した記憶がないのだが,今でも気になっているのがプラビックスという血液サラサラの薬を飲み初めの頃のことである。
 この辺のことは,こちらのブログに書いた。

 家族にLINE。
 なかなか既読にならないので,妻に電話。
 LINEでかけても出ないので,固定電話に。
 退院のことと,主治医の話を伝える。
 生存率のことも伝えたが,ちょっと言葉に詰まったな。
 弱い男である。

 主治医と話した上記のまとめも家族にLINEするつもりだったが,明日の説明後まで保留することにした。
 5年で50%はいきなりではちょっと刺激が強いのかなあ。
 ただ,こっちの要素は低いとの話なので,結局よくわからない。

 あとは,羽毛の件。
 数年前から羽毛の掛け布団を使ってる。
 女房がジャパネットたかたで買ったものだ。
 時期的に考えれば,私の病巣ははるかに昔からあるみたいなので関係ないだろうが,まあ気になるところではある。
 羽毛布団やめようかなあとも思ったが,あの軽さと暖かさはほかに代えがたい感じ。
 普段からマスクして寝ているし,今更だからまあいいかと思う私なのであった。

 9時50分 リハビリ。いつものI君。
 行きのエレベーターで,膝に縦に平行な2本の大きな縫い目のある男性と遭遇。
 I君を知っているらしく,いろいろ話しかけて来る。
 私も傷を見せてもらって,事故ですかと聞いたら,人工関節に換えたのだそうだ。
 たしかに,事故ならあんなきれいな傷にはならないよな。

 馬鹿な質問でした。

 平行に切って,骨との間を開いて持ち上げて空いた隙間で作業をするって感じかしら。

 自転車漕ぎ15分。
 退院の話などいろいろ。
 奥で怒鳴り散らしている親父さんがいたぞ。

 リハビリルームがいっぱいなので部屋に戻って,ベッドでストレッチ。
 途中のエレベータで,同じフロアの看護師3人と会ったので退院のお礼。

 10時20分 体温,血圧。

 掃除担当の男性が,昨日と違う。
 彼は,コーチとして後ろについていた。
 新人ですと紹介された。

 本を読む。

 11時 リハビリ。
 いつものS君。今日の2人ぐらいしか区別がついていない…。
 外を歩く。
 やはり,89までは落ちるな。
 階段昇降をやってみた。
 1階分だと90ギリギリ。
 2階分に挑戦。
 86とかメロメロだった。
 息が切れて汗が出る。
 情けない。

 部屋に戻って,いろいろ。
 肩こりは相変わらずだ。

 12時 昼食。

 13時過ぎ 妹にも退院の報告。

 13時半 リハビリ。
 午前と同じ距離を歩いても,酸素飽和度の数値が2ぐらいはいい感じだ。
 ときどき90を切ると,あああと声に出る。
 戻りも早い。
 秒単位で戻って97が出たときは,普通人じゃん!と2人で喜んだ。
 階段は1階分だけやったが,降りて登って91。マアマアである。

 15時 CTとレントゲン正面,横
 トータル22日間でCT2回,レントゲン16枚。放射能忌避の人なら卒倒するレベルかも知れないが,病気が病気だけにまあ仕方がない。

 血液検査とレントゲンがすべてで,触診などされたことがない病気なのである。

 15時20分 リハビリのI君が来て「リハビリテーション総合実施計画書」を渡され説明を受ける。
 柔軟性,筋力,呼吸機能の低下以外は問題なし。
 「活動」はすべて完全自立で問題なし。
 それはまあ,そうだろうな。
 現時点で最大にして超難関な問題は「肺」だけにある。
 動いても酸素飽和度の数値が95を切らないなんて世界は私には今後永久に手に入らないのである。

 16時 自主トレ
 自動販売機でピーチ。130円。
 普段ジュース類とかほとんど飲まないのだが,最近はときどきここで買っている。
 普段買わないような種類のものを買う。
 しかし,甘いのはどうもなあ。
 妻が買ってくるお茶や水で十分という感じ。
 炭酸水は特に気に入った。

 16時40分 顔なじみになった看護師のNさん登場。
 ちょっといい?と話に来た。
 なにしろ,彼女のお父さんは私と生年月日が一緒。
 親しみを感じてくれているらしい。

 お父さんか,わしは!

 退院を伝えたら,喜んでくれた。
 主治医の説明のまとめをパソコンで表示しながら,私の病状を解説。
 明日も来ますからと。

 17時 自主トレ
 20分ほど歩く。
 きょうは,猛烈な咳をする人が複数いたな。
 前方に聞こえるとUターンする。

 本を読む。

 17時50分 自主トレ
 夕食が届くまで歩き回る。
 廊下でトレイを受け取って部屋に入ろうとしたら,看護師がドアを開けて待っていてくれた。

 18時10分 夕食。
 服薬。

IMG_20200602_074049昼食夕食


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 2020/06/03(水) 
            08:54

わしにもオキシトシンを!

            09:13

今日よろしく。
先生に聞きたいことがあったらまとめておいて。

(^妻^)
09:14

はい!
担当の先生のお名前なんだっけ?

            09:15

【O】先生。

(^妻^)
09:16

了解!

            09:16

ナースステーション隣の小部屋になると思うが,3密だから嫌だと言っておいた。

            09:18

長袖のシャツ、ズボン,ハンカチ持ってきて。
下着のシャツ,パンツ,靴下はある。
明日の朝,着替えて帰り支度。

(^妻^)
09:18

了解!😃

(^妻^)
09:49

[写真]

(^妻^)
09:49

また吐いてるの…😢

            10:11

ひとりでおいておくのはかわいそうだね。

            10:15

自室のベッドで短髪男子と濃厚接触。

            10:41

【O】先生が来て,すいませんが1時間遅らせてくださいとのこと。
17時に来てください。

            10:41

うにちゃん,病院連れてく?

(^妻^)
10:47

5時ですね。
了解!
うにちゃんのおゲロは、休ませておくと、回復することがわかってきたので、様子をみます。
今は寝ています😃

            10:48

5時です。
談話室が狭いので,3密は嫌だと言ったらそのへんでやりましょうって。

            10:49

うにちゃんに会うのが楽しみ。

            12:58

柴咲コウってエライ美人だな。

(^妻^)
12:59

今頃わかったのかい?

            13:02

正面からしっかり見たのは初めてかも。

            14:39

メガネもしたほうが…。
https://twitter.com/mph_for_doctors/status/1268042400951422978

            14:48

自室のベッドで美形男子と濃厚接触。

            16:38

メモよろしく。

(^妻^)
16:47

いま、会計のところにいます。

            16:47

よろしく。

(^妻^)
16:52

5階に着きました。

            17:28

ありがとう。

            17:29

あとで,話をまとめて【息子】にも知らせます。

            18:05

「入院診療計画書」(いまさらかい) 「退院療養計画書」にサインしました。

            18:09

我が家のあとにもう一組説明していました。
CTの画像をチラ見したが,私とはかなり違う。
全身に回って…,熱が…とか聞こえました。
終わったあと,奥様と医師二人が話していました。
自主トレ中のこと。

            19:57

本日の自主トレ:6,713歩

(^妻^)
21:30

[スタンプ]

            21:30

送信先を間違えた。

            21:31

本日の自主トレ:6,713歩

            22:26

主治医からの説明
きのうの話に追加した。
・在宅酸素は無し。
・肺は7割ぐらいの機能が残っているかなあ。
・特発性間質性肺炎の中のNSIP非特異性間質性肺炎の可能性が高い。
 進行性線維化を伴う間質性肺疾患(PF-ILD)てことみたい。
 特発性肺線維症(IPF)の可能性もあり,これメインだったら生存率は5年で50%である。
・原因はわからない。羽毛などでもなる。猫は考えにくいかなあ。
・自己免疫疾患(例えば関節リウマチとか)ではなさそう。
・落ち着いたところで,「気管支肺胞洗浄」(気管支鏡を用いて肺胞を生理食塩水で洗浄し回収する検査)を行う予定。それで,もう少し詳しくわかるかも。
・特効薬はない。進行を抑える薬が2種類あるだけ。
・オフェブという高価な薬を使う予定。(去年12月認可)
 今使っているステロイドを減らしてこれに変えていく予定。
 もう一つの薬は,副作用がきついので使わない。
・指定難病だが,現状では受理されないかも。生検とかしていないので。
・かかりつけ医,薬局の対応は今のままでよい。
・CTのデータをCD-ROMで渡す。
・今後は,風邪やインフルエンザなど,とにかく感染症にかからないこと。
以上です。

            23:01

これからもいろいろあると思いますが,よろしくお願いします。

('子`)
23:25

自分がレアなポケモンみたいになっとるやん

            23:26

そういうこと。
難病指定ですぜ。
普通の人間ではないのだ。

            23:27

今週末おいで。

('子`)
23:29

[スタンプ]

('子`)
23:29

日曜お邪魔します

            23:30

ソーシャルディスタンスは取るけどね。

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 前夜,21時前から睡魔が襲ってきて,本を読んでいても一向に進まない。
 気がついたら,パタリと本を落としたところだった。
 どこまで読んでたんだっけ?
 諦めるかとベッドに入って背を目一杯立ち上げてそこに寄りかかりながら,脇のテレビを見ていたが,そのまま眠ってしまったようである。

 気がつくと,1時14分。
 カラダは少し傾いていたがベッドに寄りかかったまま,テレビは点いたままだ。
 背を30度ぐらいの角度にして,本格的に寝ることにする。

 こんどはなかなか眠れない。

 それでもトータル4時間近くは寝たみたいだから,まあいいか。

 「処置灯」のスイッチを入れて,パソコンを開く。
 酸素の吹出口とか医療用コンセントとかアースとかがまとまっている装置というか設備というかが頭の上にある。
 ずうっと処置灯の存在には気付かなかったが,ある朝採血のときに看護師がつけたのでわかった。
 光の色は妙に黄色い。
 処置等というからには,医療者が作業をするときにつけるのではないかと思われるが,こんな色温度でOKなのだろうか。
 黄疸ぽいですねとか判定されたりしないのだろうか。

 パソコンやっているうちに4時になったので,再び寝ることにする。

 眠れない。
 へその位置が,肋骨よりかなり下にあるのに気がついた。
 以前の腹は小山のように盛り上がっていたはずだが。
 痩せやたのか。
 もうすぐ,お腹と背中がくっつくぞ!って状況かもしれない。

 結局,5時から1時間ぐらいは寝たような気がする。
 半覚醒の状態だったかな。
 金縛りにあいそうな睡眠状態だったと思う。

 6時40分。検温と体温。

 7時15分。血糖値。
 昨日の夕方の数値を記録し忘れていたので聞く。
 覚えたつもりなのだが,すぐに忘れる。
 その場でパソコンに記入しておかないとダメである。
 パジャマ換えますかと聞かれたので,お願いする。
 最後のパジャマだな。

 猛烈な肩こり。
 もともとひどいが,今日はそれを上回る。
 変な姿勢で寝て,変な姿勢でパソコンをやったからだろう。
 進歩しない男である。

 7時45分 朝食。
 服薬。

 昨日あたりから,食べたものを飲み込むときにつっかえる感じが強くなった。
 飲み込みにくいのである。
 今日は一段と強くなった気がする。
 食事を残そうかと思ったくらいである。
 食道がんか?

 しかし,がんが数日で巨大化するとも思えないよなあ。

 お茶を飲みながら考えた。
 今食べているのはピーナツバターを塗った食パンだから,水分が少ない。
 そもそも一口のサイズが大きすぎるのではなかろうか。
 食べ物に執着しないと言いながら,実は執着しているのではないか。
 1日1,800キロカロリーでは足りていないのではないか。
 無意識のうちに大食い早食いをしているのではないか。
 ものすごい勢いでかき込んで,大きな塊のまま飲み込んでいるのではないか。

 少し落ち着け。

 お茶を飲んだところで,軽く一口。
 ゆっくり噛む。
 飲み込んでみる。
 通るようだ。

 まあ,家に帰ってからじっくり様子を見てみよう。

 突然だが,涙もろいのが私の困ったところ。
 以前はこんなにひどくはなかったと思う。
 16年の暮におふくろさんが亡くなって,葬儀の挨拶の途中突然号泣したのには周りも驚いたろう。
 30年以上前,父親が64歳で亡くなったときにはきちんと冷静に話せたと思うのだが,この退化(進化?)ぶりはどうだろう。

 最近は,テレビドラマを見ていてもウルウルくるのでなんとも始末におえない。
 きょうの朝ドラ「エール」(双浦環が船頭小唄を歌う回)を見ていても,5回ぐらいはウルッと来てしまったのでこんなことを思い出した。
 主治医と話をしていて5年生存率50%なんて話をしていたときには知ってますぐらいでなんともなく,どの時点が基準なのかなどと聞いたりしていたのだが,そのあと妻に生存率50%というときにはちょっとウルッと来て会話が途切れたよ。

 なんというか,話の内容がどうのこうのと言う以前に,悲しいとか死ぬとかなにか情緒的なものをきっかけにこうなる感じだ。
 うまく説明できないが,ここは泣くべきシーンみたいな基準点が私の頭のどこかにあって,そこで閾値を超えると自動的に涙が出て,結果悲しく感じるみたいな気がする。
 順序が逆かもしれないが,そんな感じがする。

 泣くから悲しいのだな。

 相手がいるときにこうなったりすると,不審に思われるかも。
 そこ泣くところかい!?

 ゴミの回収。
 新人だった。
 2日に渡って回収し忘れたおじさんは引退かしら。
 ちょっと聞きづらい…。

 9時30分 リハビリ。
 いつものS君。
 歩くときに「浮遊感」があると言ったら聞き返された。
 カラダがふわふわする感じ,浮いている感じ,足がしっかりついていない感じ,ふらつく感じと伝えた。

 外を歩く。
 数メートルのちょっとした坂を上がっただけで,酸素飽和度86とか。
 やっぱりだめかと絶望的な気持ちになる。
 階段1階分は92。
 なんとかなるかな。

 自室に戻ってマッサージとか。
 凝った肩が気持ち良い。
 自分で開業すれば儲かりそうだねと言ったら,なんと理学療法士ってそのまま独立して開業とかできないらしい。
 処方箋で動きますからって。

 お金にも興味があるらしいのでいろいろ話した。
 デフレのままだと給料上がらないよ。
 私が若い頃は,定期預金の金利8%なんてこともあったよ。
 株にも関心を持っているというので,ETFを勧めておいた。
 人間の欲望から考えて,凸凹はあっても長い目で見れば世界の経済は右肩上がりになると予想されるから,世界全体にかけるETFを時間をかけて買うのが無難かなあ。

 通じたかどうかはわからない。
 東京アラートの話もしたし,アメリカの暴動の話もした。
 体重かけて首を押し続けるなんて,あれは公然の殺人だよなあ。

 ずうっとしゃべっている。
 たばこを1本も吸ったことのないこの私が,こんな病気なんてとつい愚痴も出る。
 彼も吸わないという。

 しかし,入社して10年くらいは副流煙吸いまくっていたのは事実。
 会議の席が煙でもうもうでねと言ったら,会議でたばこを吸うんですかとえらく驚いていた。

 はい,出ました。
 昔は常識でした。
 私の場合そこに2時間もいると頭が痛くなってきて,ときどき中座して外の空気を吸っていたよ。
 会議が終わらず,木賃宿みたいなところに部屋を取って徹夜でやるなんてむちゃくちゃな時代だった。

 仕事場の銘々の机の上にも,鋳鉄製の社名入りのやたら大きく重たい灰皿が置いてあった。
 ひっくり返したりしないようにという創業者のアイデアだそうだ。

 ここ30年ぐらい,頭痛は経験していないな。

 結局,私は一人の無垢な若者を洗脳しているつもりかもね。
 作業療法士と理学療法士の区別もついていない私であるが。

 床掃除。新人だった。
 廊下に出たら,いつものおじさんがいた。

 昨日の彼女と立ち話。
 お父さんは今頃畑仕事をしているはずって。
 娘と話しているようなものだな。

 10時40分 主治医が来て,会議が入ったので説明を1時間遅らせてほしいとのこと。
 女房に連絡。

 うにちゃん(愛猫:21歳)の具合が心配である。

 昨日の主治医との会話で羽毛の話が出たときに,ペットの毛とか皮屑(ひせつ:フケ)はどうかと聞いたのだが,ちょっと違うかなが答えだった。
 ちなみに皮屑なんて単語が出てくるのは,息子のアレルギー検査で数値が高かったから。
 うにちゃん大好きだが,実家に来ると体調が悪化するという息子である。

 11時20分 午前のリハビリはもうなさそうなので,自主トレ。
 端の部屋にいつもいるおばあさんはこのところ寝ていることが多い。
 起きているときはカーテンを開けて廊下側を見ているので,目が合えば挨拶をする。
 微かに首を振ってくれる。

 デイルームで酸素飽和度をチェックしていたら,声をかけられた。
 血糖値のチェックだった。
 わざわざ台車を押してきてくれたのだ。
 これはなんて呼んでいるの?と聞いたら,「台車」だそうだ。
 カートとか,キャリーとかもう少し気の利いた名称があるのかと思っていた。

 12時 昼食。

 13時30分 最後のリハビリ。
 担当メインのI君。
 エレベーターで膝に20cmぐらいの大きな縫い目のある若い女性と一緒になった。
 看護師に付き添われた車椅子の上で,夢中でスマホをいじっている。
 超ミニスカ状態でパンツが丸見えだったが,ここではまあ無問題。
 病院だから。

 パンツに目がいったのは,少しは元気になったということかしら。
 目の前でかがんだ看護師の制服の中が見えても,何の感慨も覚えなかった私である。

 外に出て240m位を歩いたが,これでハーハー息が切れてしまう。
 酸素飽和度86。

 駅まで歩いて帰ろうと思っているのだが,2~3回休めばいけるかな。
 自室に戻ってストレッチ。
 肩こりの対応を教えてもらう。
 肩もみゃあいいってもんじゃないのだな。

 長い間いろいろありがとう。

 15時 オフェブについて色々調べる。
 副作用がきついと嫌だなあ。
 かなりの割合で下痢になるらしい。
 便秘の次は下痢かい。
 顎の骨が腐るとか,相当にビビるよな。
 急性増悪になるとか,今回の入院と同じじゃないか。
 すぐに死んでしまっては飲んだ意味がないな。
 高価な薬ということだが,いったいいくらするんだろうね。
 恐ろしいから調べなかった。

 まあ,いくら考えても仕方がない。
 飲んでからの「お楽しみ」ということで…。

 15時半 血圧と体温

 日記を付ける。

 主治医の説明までまだ間があるので,テレビを見る。
 「ひよっこ」
 「あまちゃん」以来,朝ドラはほぼ欠かさず毎日見てきた。
 昼の再放送だけどね。
 「あまちゃん」はツイッターでの評価を見て,途中から見始めてハマってしまった。
 次に面白かったのがこの「ひよっこ」
 物語の流れのバランスがよかった。
 ピチピチ弾けるような青春群像。
 シシド・カフカがますます好きになった。
 いまの「エール」は時々ダレる印象があるが,まあそれなりに面白い。
 廿日市の秘書が特に気に入った。
 こんな感じの看護師さんいるぞ。

 克明につけているつもりの日記だが,テレビで何を見たとか書いていなかったな。
 看板倒れである。

 16時55分 ノートパソコンとスマホ,念の為延長ケーブルも持って部屋を出る。

 17時 ナースステーション脇に座る妻とは3週間ぶりの濃厚接近。
 狭いところではやりたくないなあなどと話す。

 17時5分 主治医がエレベーターから降りてきた。
 もうひとり若い医師もいる。
 このへんでやりますかと普段理学療法士などが詰めているコーナー(すでに無人)に入って,パソコン画面の前に車座になる。
 CTの画像や血液のデータを画面表示しながら,説明を受ける。

 このあたりはLINEに書いたとおりであるが,オフェブが去年12月に認可されたというのはIPF向けということでオフェブそのものはもっと前からあるということと,肺に古い病巣があることを書き忘れた。
 これは,固まったような状態で治らないらしい。

 まあ,間質性肺炎はそもそも治らない病気だから。

 進行するだけである。

 CTの画像をディスプレイに表示しながら説明してくれたが,酷い肺の映像だな。
 入院直前は,まさに白インクを筆の先につけて振り回したようなハチャメチャぶりである。
 白い滴が一面に飛び散っている感じ。
 ただ,私が見てこりゃダメだと思った白い部分は別の臓器だったのはシロートの浅はかさ,ご愛敬。
 しかし,いちばんがっくりきたのは22日後のきのう撮ったCTで,そこにも白い斑点がかなりの数見られたということ。
 血液検査の数値から感染の度合いを表す数値が0を続けているので,「増悪」は収まったと判断したということらしい。

 IPFに関しては,昨日の説明よりもこちらに近いという印象を受けて,少し落ち込んだ。
 気管支洗浄のデータから,IPFとPF-ILDのどちらに近いのかわかるのかと質問したが,ちょっと曖昧な感じだった。
 もちろん,医者がすべてわかるわけではないことは百も承知。

 17時2分 女房から荷物を受け取り,洗濯物を渡す。
 部屋まで入ってきて,トイレとか覗いている。
 シャワーカーテンがないのは,感染防止のためかなと私。

 17時半 自主トレ
 途中,看護師に引き止められ廊下で血糖値の検査。
  
 18時夕食。
 服薬

 18時半 自主トレ。今日の歩数が少なかったので,夕食後も歩いてみた。

 看護師にシャワーを浴びるからと,電極をもらう。

 個室のおじさんが騒いでいる。聞き耳を立てればトイレが詰まったらしい。
 この時間じゃ誰もいないかしら,明日の朝かしらと看護師。
 とりあえず,廊下のものを使ってくださいって。
 
 19時過ぎ シャワー。
 いろいろコツを覚えたところで,最終回である。
 便座下にも毛が落ちていたのできれいにした。

 本を読む。読み終えないな。
 しかしまあ,次から次へとグロい仕打ちを考えるものだ。
 作家の神経を疑うよって,カリ・モーラの話。
 面白いんだか,面白くないんだかよくわからない。
 まあ,ハンニバルでも生きながらの脳みそ食っていたしなあ。
 映画も見た。

 21時過ぎ。血糖値。
 端末が朝からバッテリー残量の警告を発していたので見せる。
 取り替えますね,ってポケットから電池を取り出した。
 ドラえもんのポケットのようにいろいろ出てくる。

 主治医の話を読んだ息子からLINE。
 刺激が強いかなあとは思ったのだが,ああいう反応をされると嬉しい。

 いい奴である。

 あとは頼んだぞ!

 LINEで「わしにもオキシトシンを!」とあるのはNHK「あさイチ」を見てのこと。
 オキシトシンが増えると幸せに感じるらしい。

 最後の夜なので,書きすぎたかも…。

朝食昼食夕食

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 2020/06/04(木) 
            04:59

ココノコニナリタイ

(^妻^)
07:35

意味わかんない…。😢

            08:22

ストックホルム症候群

            08:40

シッテイルタンゴヲツカッテミタ

(^妻^)
08:44

わかった! スマホから送ってるな…。
だからカタカナなんだ!

            08:44

おそい!

            08:45

カタカナは,ちょっと気取ってみただけ。

(^妻^)
08:45

近代の作家か!

            08:46

ふふふ

            09:00

トイレが詰まった!

            09:00

この期に及んで…。

(^妻^)
09:05

えっ!😰

            09:17

(いちおう)自力で解消!

            09:54

請求金額424,304円!

(^妻^)
09:55

着いた、5階!

            13:51

ようやく,本日退院しました。
駅から家まで休み休み歩いて普段の倍以上の時間をかけて帰ってきました。
間質性肺炎そのものは治らない病気ですので,来週あたりからその進行を抑える薬を飲むことになります。
ご心配をおかけして申し訳ありません。
いろいろありがとうございました。
【旦那】さんはじめ皆様にもよろしくお伝えください。

(*妹*)
18:45

良かったです☺️
長い入院でしたね。
まだまだ無理は禁物ですね。
ゆっくりゆっくり生活してください。

            18:49

ありがとうございます。
駅から歩いて帰ってきたのですが,普段の3倍ぐらいの時間がかかりました。
家で体重計に乗ったら7kg痩せていました。
ナイスバディになりつつあります。

(*妹*)
20:44

おおっ7kg!
歩いて大丈夫なんですか?安静にしてなくていいの?
足腰が弱くなっても困るけど、無理のないリハビリを!

            21:09

病院内では最後の1週間は,時間を見つけて歩き回っていました。
フロアの半分しか歩けないので退屈ですが,最後は7,000歩くらい歩いていましたよ。
で,外に出たらこれがダメ。
あらゆる筋肉が落ちているのでしょう。
ちょっとした傾きとか凸凹に反応してしまって,うまく歩けないのですよ。
コロナにかかった野球の梨田監督が,ペットボトルのフタが開けられなくなったとか言っていましたが,そんな感じ。
いろいろたいへんです。

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 21時前にベッドを起こして座り込んで本を読んでいたのだが,眠くなってテレビを付けた。
 そのまま寝落ちで,看護師が来る直前まで気が付かなかった。

 日記を書く。
 いろいろ考えていたらちょっと泣けてきたぞ。

 本格的に寝る。

 随分寝たつもりが,時計を見たら1時4分だった。

 しばらく妄想していたが,今度は本格的に眠ったようだ。

 5時前起床。

 起きてパソコン。
 姿勢が悪くならないように,ベッドの端に寄りかかって。

 5時半。また寝てみる。
 外はすでに明るい。
 部屋の造作もよく見える。
 記念に写真に撮っておくかななどとも思ったが,つまらんね。

 妄想は止まらない。

 しかし,入院以来キーボードが打ちにくくてしょうがない。
 微妙に隣のキーをタッチしてしまう。
 「を」を「えお」って感じである。
 左の小指か薬指に酸素飽和度をチェックする奴(プローブというらしい)はめているからだなと思って足の指に変えてみたが,それでもうまくいかないのである。
 プローブでバランスが崩れるが,それに順応しつつある所でそれを外すとそこでもバランスが崩れるといった感じである。
 微妙なものだ。

 7時
 今日は看護師はこないのだろうか。
 血圧,体温測定,血糖値も終わりか。

 起きて身支度。
 カーテンを開けに立っただけで,酸素飽和度86。
 いやあ,なんだかなあ。
 これ以上良くならないのか?

 荷物をまとめる。
 掃除の彼には申し訳ないが,サンダルは捨ててしまう。

 7時半 血糖値の測定。
 完全に忘れ去られたわけではなさそう。
 数値は,Googleのスプレッドシートに入れているのだが,聞いたそばから忘れる。
 昨日の夜の数値を確認してもらった。
 あ,正しかった。
 ありがとう。
 さて,今の数値は…,忘れてる…。
 まあ,80台だったのは事実。

 7時45分 最後の朝食。

 服薬。数えたら8錠だった。
 一つ減った?

 8時50分 トイレに。
 順調,順調。
 普段どおりで,快適である。

 しかし,…。

 な,なんと,トイレを詰まらせてしまった。
 流れる音がおかしいので中腰になって股ぐらから覗いてみれば,溢れんばかりの水の量。

 最後の最後にどうしよう…。

 とりあえず看護師に連絡とナースステーションを見たら,朝礼中。

 そういえば,きのうの夕方にも別の部屋でトイレを詰まったと騒いでいたな。

 8時55分 リハビリで仲良くなった理学療法士のS君が挨拶に来てくれた。
 いい子である。
 主任のI君は今日は休日ということで,昨日のうちに挨拶はすませている。

 8時57分 主治医が来て,外来の確認など。

 廊下に顔を出したら不思議ちゃんがいたので引き止めてトイレの件を相談。
 どれどれと入ってきて蓋を開けようとするので,ちょっ,ちょっとまって,見ないほうがいいかも。
 メインはすでに2回流しているが,残滓が…。

 さすが不思議ちゃんである。

 もうひとりの看護師が,○号室も昨日の夜に詰まって,さっき業者が来たのよと。
 フロア全体で詰まったらエライことになりそうですねと私。
 再度連絡しますという話になった。

 これを書きながら,果たして残滓が見えるのかしらと,トイレを覗いたら,溢れんばかりに溜まっていた水が半分以下になっていた。
 結果,ペーパーの固まりの下に残滓が見えたけど。
 思い切って流してみる。

 おー! 見事に流れたではないか。

 一件落着である。

 廊下に出て看護師に報告。
 はっ?
 さっきの看護師ではなかったらしい。

 不思議ちゃんが見えたので,報告に。

 生涯2度めのトイレ詰まらせ事件である。
 1回目は例のダイヤモンド・プリンセスに乗ったときのことで,これは別のところに書いた。

 9時20分
 トイレ掃除に来ましたといつものおじさんと新人,上司らしき人。
 つまりは解消しましたと報告。
 いま,あっちの部屋をやってきたけど,床に溢れてて大変だった。
 溢れたのか!
 建物が古いから,パイプに垢のようなものが溜まって細くなっているかもねと。

 新人が掃除を始める。
 洗剤を撒いてすぐにすぐに流しちゃダメじゃないか。
 ここはこれを使う,この辺も拭いてとOJTもしているわけだ。
 新人教育だな。

 酸素飽和度と心電図の最後の計測:飽和度95%,脈拍87

 9時40分 はじめての

※退院の日の日記はここで唐突に終わっている。
 「はじめての」に続いて何を書こうとしていたのか,今となっては全く思い出せない。
 10時に退院の予定だったから,事務員か,看護師か,薬剤師が部屋に来たところで中断したのではないかと思われるが,記憶は定かではない。
 記念?ということでそのままにしておいた。

 これ以降は,折に触れて書いていくつもりである。

最後の朝食というか入院食入院最後の測定値鬱陶しいケーブルともお別れ


 10時,女房が迎えに来た。

 ナースステーションで皆さんに挨拶して,退院の手続き。

 いや,なかなかの金額。
 24日間も個室に入っていれば,まあこんな感じになるのだろう。

 駅まで5分ぐらいだろうから,歩いてみることにする。

 しかし,これがまあ,予想よりはるかに大変だった。

 リハビリで何回か病院敷地内の遊歩道を歩いたりしているから大丈夫だろうと踏んでいたのだが,ちっとも大丈夫ではなかった。

 途中,息が切れてしまい,しばらく立ち止まって休まないと次に進めない。

 そもそも,健康であれば普通に歩いていて全く気にならないような地面の凹凸やら微妙な登りや下りやら段差やらがけっこうきつく感じられるのである。
 こんなに地面てデコボコしていたっけ?

 電車に乗ってまた歩いて,おそらく健康時の4倍くらいの時間をかけて,ようやく家にたどり着いた。

 町中で,やたらゆっくりゆっくり歩く爺さん婆さんを見かけるが,私もその仲間入りである。

 途中,公園のベンチに座ってしばらく休んだ。

 隣のベンチに,偶然,カニューレを鼻につけて酸素ボンベをころがしてきたおじいさんが座ったので,話しかけようと思ったがやめておいた。
 かなりの高齢で,お疲れのように見えたので。

 私もいずれあんな感じになるのかもしれないなあ。
 あの年まで生きていられればの話だが。

 私の顔を見て,ニャーと応えてくれた愛猫のうにちゃんに挨拶し,着替えて,ようやく安堵。

 シャワーを浴びて,体重計に乗ったら4月はじめに比べて7kg近く痩せていた。
 健康診断のたびに痩せろと言われてきたから,まあちょうどいいといえばちょうどいい。

 肺の機能が7割ぐらいしかなさそうということだから,体重も3割減にすればつり合いが取れるのかもしれない。
 40kg台になっちゃいそうだが。
 
 義母や叔母に,お見舞いのお礼の電話をする。

 女房が清算というので,入院期間中に私のためにかかったという金額を聞いてそれを払う。
 パジャマ2着とか下着類とか,差し入れの飲み物代とか…。

 トンデモ夫婦に思えるかもしれないが,「結婚前から共稼ぎですべて割り勘」が夫婦のウリである。

 「心労」も要求されたので,少しイロをつけたよ。

 いや,大変な思いをさせて申し訳ない。

 親戚からいただいたお見舞い金などは,半返しの分を差し引いて私がもらう。

 かわりに(というわけでもないが),女房は6月分の生活費を私に振り込む。

 差し引けばいいじゃないかと思われるだろうが,きちんと数字として記録しておきたい。

 固定資産税の請求も来ていた。
 これも持ち分に応じて割り勘なので,私に振り込んでもらう。

 しかし,高いなあ。
 しかも,年々上がっているじゃないか。
 物価が上がらないのになんでだろう。

 昼食は私のリクエストでインスタントラーメン。
 無性にラーメンが食べたかった。

 病院の請求書をチェックしていたら,6月分の領収証がないことに気がついて電話。
 領収証はまとめて1枚と思いこんでいた。 

 なんと「落とし物で届いていました」とのこと。

 明細が12ページもずらずら出てきたので,全部をすぐにしまい込んだはずなんですがといったら,それは5月の分で6月分はちょっと遅れて出てくるんですよって。

 次回の診察日に受け取ることにする。

 固定資産税の自動引き落とし依頼がネットでできるということでその手続き。
 去年までは,運動のためと称して歩いて銀行に行って窓口で手続きしてきたのだが,今後は難しくなるかもしれないので。
 コロナのこともあるし。
 
 定額給付金ひとり10万円の申込書も出さなくてはいけないな。
 入院費用の足しにはなる。

 17時近く,女房のいとこのKちゃんが仕事帰りに寄るという。
 私の入院騒ぎのとき,かかりつけ医の電話に保健所を通してくれと応えた【N】総合病院でアルバイトをしている。

 ちなみに,私が何回もこの病院にかかっていることと,彼女が働いていることはまったくの偶然である。

 時節柄,道路っぱたで会おうということで,私も下に降りてご挨拶。
 スマートになりましたねえって。

 私の入院顛末話で,しばし盛り上がる。
 勤め先では,コロナ患者は受け入れていないらしいというのが彼女の見解。

 夕食はカレーでこれも私のリクエスト。
 普段は,私が主夫として夕食を作るのだが,今日はまあ特別である。

 ついでにビールを400mLくらい。
 酒は特に禁じられていないし,おいしく飲める。
 もっと飲みたかったし,飲めたのだがやめておいた。

 薬をいろいろ飲まなくちゃいけないからなあ。

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